755と4755の違い
chmod は、Linux でファイルのアクセス許可を設定するコマンドです。次の数字は、さまざまなユーザーまたはユーザー グループのアクセス許可を示します。
通常は 3 つの数字:
最初の数字はファイル所有者の権限を表します
2 番目の数字は、ファイル所有者と同じユーザー グループに属する他のユーザーの権限を示します
3 番目の数字は、他のユーザー グループの権限を示します。
権限には、読み取り (r=4)、書き込み (w=2)、実行 (x=1) の 3 種類があります。要約すると、読み取り可能および実行可能 (rx=5=4+1)、読み取り可能および書き込み可能 (rw=6=4+2)、および読み取り可能、書き込み可能および実行可能 (rwx=7=4+2+1) があります。
したがって、chmod 755 はユーザーの権限を次のように設定します:
1. ファイル所有者は読み取り、書き込み、実行が可能です
2. ファイル所有者と同じユーザーグループに属する他のユーザーは、ファイルを読み取って実行できます
3. 他のユーザーグループによる読み取りと実行が可能
chmod 4755 と chmod 755 の違いは、先頭に余分な数字があることです。この 4 は、他のユーザーがファイルを実行するときに、所有者と同じ権限を持つことを意味します。
例: root ユーザーがインターネット認証プログラム netlogin を作成しました。他のユーザーがインターネットにアクセスしてこのプログラムを使用したい場合、root ユーザーは chmod 755 netlogin コマンドを実行して、他のユーザーも netlogin を実行できるようにする必要があります。
ただし、netlogin を実行するときに、root ユーザーのみがアクセスできるいくつかのファイルにアクセスする必要がある場合があります。その場合、netlogin の実行時に権限が不十分なため、他のユーザーはインターネットにアクセスできない可能性があります。
この場合、chmod 4755 netlogin を使用して、他のユーザーが netlogin を実行するときに root ユーザー権限を持つように設定し、他のユーザーがインターネットにスムーズにアクセスできるようにすることができます。