C 標準ライブラリ - <math.h>


はじめに

math.h ヘッダー ファイルはさまざまな数学関数とマクロを定義します。このライブラリで使用できるすべての関数は、double 型のパラメーターを受け取り、double 型の結果を返します。

ライブラリマクロ

このライブラリで定義されているマクロは次のとおりです:

シリアル番号マクロと説明
1HUGE_VAL

表現されるポイントをカウントするときに浮動小数点として。結果の大きさが大きすぎて表現できない場合、関数は範囲エラーを示すために errno を ERANGE に設定し、マクロ HUGE_VAL またはその否定 (-HUGE_VAL) で指定された特定の大きな値を返します。

結果の大きさが小さすぎる場合は、ゼロ値が返されます。この場合、エラーは ERANGE に設定される場合と設定されない場合があります。

ライブラリ関数

ヘッダー ファイル math.h で定義されている関数を以下に示します:

シリアル番号関数と説明
1double acos(double x)
x をラジアンで返しますの逆余弦。
2double asin(double x)
x の逆正弦をラジアンで返します。
3double atan(double x)
x の逆正接をラジアンで返します。
4double atan2(double y, double x)
y/x の逆正接をラジアンで返します。 y 値と x 値の符号によって、正しい象限が決まります。
5double cos(double x)
角度 x の余弦をラジアンで返します。
6double cosh(double x)
x の双曲線余弦を返します。
7double sin(double x)
角度 x の正弦をラジアンで返します。
8double sinh(double x)
x の双曲線正弦を返します。
9double Tanh(double x)
x の双曲線正接を返します。
10double exp(double x)
e の x 乗の値を返します。
11double frexp(double x, int *exponent)
浮動小数点数 x を仮数部と指数部に分解します。戻り値は仮数であり、指数はexponentに格納されます。結果の値は、x = 仮数 * 2 ^ 指数です。
12double ldexp(double x, int exponent)
x に 2 のべき乗を乗算して返します。
13double log(double x)
x の自然対数 (e を底とする対数) を返します。
14double log10(double x)
x の常用対数 (10 を底とする対数) を返します。
15double modf(double x, double *integer)
戻り値は小数部(小数点以下の部分)となり、整数部には整数が設定されます。
16double pow(double x, double y)
x の y 乗を返します。
17double sqrt(double x)
x の平方根を返します。
18double ceil(double x)
x 以上の最小の整数値を返します。
19double fabs(double x)
x の絶対値を返します。
20double Floor(double x)
x以下の最大の整数値を返します。
21double fmod(double x, double y)
x を y で割った余りを返します。